FROM OUR KITCHEN VOL.4
ホテルインディゴは地域の食材にこだわります
ホテルインディゴの「ネイバーフッドストーリー」とは、ホテル周辺の土地独自の風景、文化、歴史、コミュニティの物語。世界中の一軒一軒のホテルインディゴが、ネイバーフッドストーリーをホテルに取り込み、館内のインテリアやデザイン、個性あふれるサービスやレストラン体験としてお客様にご提供しています。
ここでは、「リバーサイドキッチン&バー」のキッチンチームから、食材にまつわるネイバーフッドストーリーを連載でお届けします。
VOL 4
「地域ならではの食・食文化をその地域で」楽しんでいただく。そのためにも地元生産者のみなさんと一緒に、美味しいものにこだわり続けていきたいと考えている私達ですが、農産物の調達にはちょっと困りました。というのは、ホテル近辺には畑がないという事実を知ったからです。
全世界のHOTEL INDIGOがこだわるネイバーフットストーリー・・・。「ホテル近隣の持つ歴史、人々、文化、自然を探り追求しそれらをゲストの皆さんに提供していく」という思いは、食材に対しても同様です。ところが、ホテルの近辺からは思うように野菜が調達できそうにありませんでした。「横浜や東京の市場から調達するしかないのか?」と諦めかけていた頃に“箱根西麓三島野菜”に、また小田原に美味しくて希少な柑橘系果物を見つけることができたのは幸運でした。
足柄牛同様、「箱根西麓三島野菜」という名前を初めて聞いたという人も少なくないかもしれません。が、知らない=美味しくないのでは?という疑問は捨ててください。品質の高さから、実は首都圏にも多く出荷されているんです。では箱根西麓三島野菜が美味しいとされる理由はどこにあるのでしょうか?それは野菜が育てられている箱根西麓エリアの土にあります。ミネラルを豊富に含んだ関東ローム層が広がる南向きの広大な傾斜地は、日当たりも水はけも風通しも申し分ありません。加えて気温の寒暖の差があることで、甘くて美味しい野菜が育ちます。
さて、そんな箱根西麓三島野菜にはどのような種類があり、それらをどのようにして料理に活かしているのか?それは次回以降にお話したいと思います。
※次回 VOL 5に続きます
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